Point集 2歳児 「友だちとのかかわりの中でよくある子どもの姿」
➀友だちを攻撃したい!という感情ではなく、「それが欲しい!」「いやだよ!」 という気持ちを言葉で伝える前に、感情が先に立ち、突発的な行動となることがほとんどです。いかなる場合でもその子なりの理由が必ずあります。
➁生物学的には、噛むことで防衛本能という考え方や噛むことで周囲の人々の変化を見たり、噛んだ子の感情の変化を見ている場合もあるとされています。
➂保育園では、一人一人のお子さまの気持ちに寄り添いながら、おもちゃ等の取り合いをできる限り減らせるような環境設定を行い、子ども同士の気持ちの代弁や仲立ち、仲介などの対応をきめ細かく行っていきます。
④上記のような丁寧な対応の繰り返しが、協調性や社会性の育ちに繋がり、集団生活の楽しさ、ルールに準ずる正義感を感じる心の育ちへ繋がっていくと考えています。
⑤以上の理由から、子ども同士のかかわりあいの中で起きることは、発達過程によるものと判断し、原則、子どもの名前等を保育園からは伝えることはいたしません。保育者は、事前に防ぐ予測力、未然に防ぐ力など総合的な保育技術を磨き、全力で保育に当たってまいります。