ぐんぐんクラス(5~6歳)
第16回:おじさんのかさ
5歳児(ぐんぐん) 9月期 16回
学習タイム
・活動1:P1…「ポンポロロン」「ピッチャンチャン」をみんなで大きな声で言いましょう。この音以外には、どんな雨の音があると思いますか。発表してプリントに書きましょう。
・活動2:P2…開いている傘は何本ありますか。その数の数字を右下の四角に書きましょう。
・数にチャレンジ:…<活動2>を数にチャレンジとします。
おうちの方へ
この絵本は青・蒼・藍色の、優しい色使いで描かれています。読んでいると、「あお」にもいろいろな色があるのだと知ることができます。色と共にリズミカルに繰り返される雨のフレーズは、「あめがふったらポンポロロン、あめがふったらピッチャンチャン」という今にも身体が動き出しそうな、楽しい音で表現されています。オノマトペの不思議な響きに誘われて、子どもたちも雨の日が待ち遠しくなることでしょう。今回は雨が降る様子を口に出してみたり、身体表現するなど、五感を通して雨を再現します。他にも「傘」を題材として、生活常識の課題にも発展させていきます。
今週の絵本
「おじさんのかさ」
講談社
佐野洋子/作・絵
第17回:おしゃべりなたまごやき
5歳児(ぐんぐん) 9月期 17回
学習タイム
・活動1: …鉛筆で描いた線をハサミで切って、王さまの冠を作りましょう。
・活動2: …王冠をかぶり王様になって遊びましょう。
・数にチャレンジ:…おはじきを使い10個の操作をしましょう。
おうちの方へ
お話の主人公は、わがままで、いばりやで、うそつきで、おこりんぼうな、卵ばかり食べている子どもみたいな「王さま」です。縦横無尽に動き回り、騒動を巻き起こすさまはどこかお茶目で憎めません。お話を聞くうちに、子どもたちもこの王さまに自分の姿を重ね合わせるのではないでしょうか。登場するニワトリやコック、家来たちも魅力的で、文章のリズムも楽しく、また、お話の終わり方も大変ユニークです。今回の活動では、王さまのかんむり工作をしました。がようしとはさみがあれば作ることが出来ますので、是非ご家庭でもいろいろな形のかんむりを作って楽しんでください。
今週の絵本
「おしゃべりなたまごやき」
福音館書店
寺村輝夫/作
長新太/画
第18回:ゆうこのキャベツぼうし
5歳児(ぐんぐん) 9月期 18回
学習タイム
・活動1: …ゆうこのキャベツぼうしを読んでクイズに答えましょう。
➀絵本にはゆうこの他に何種類の動物が出てきましたか?
➁キャベツをくれた人は誰ですか?
➂キャベツ帽子を被って遊んだもはなんでしょう?
➃このお話のお天気はどんな天気でしたか?
➄みんなは〇〇〇〇鬼をしました。何鬼をしたでしょうか?等…
・活動2: …指先を使い画用紙でキャベツ帽子を作りましょう。
・活動3: …キャベツ帽子を被ってゆうこや動物達に変身して遊びましょう。
・数にチャレンジ:…おはじきを使い10個の操作をしましょう。
おうちの方へ
ぐりとぐらで有名な山脇百合子さん特有の温かな表現で描かれている絵は皆の心を和ませます。この絵本はタイトルにもあるように身近にある野菜をモチーフに書かれた絵本で、だれでもキャベツの手触りや匂いが実感することができるでしょう。お話を聞いていると、自分もキャベツの帽子を被っているような冷たさが伝わり、主人公になったような気持ちになります。また、年長さんになると感情移入も上手になり、人の気持ちが理解できるようになってきます。怖がられているオオカミに対しても仲間に入れてあげ、平等に接するゆうこの優しい気持ちと純粋さが素晴らしいです。いろいろなことを学び、理解できる心の成長を促す1冊でもあります。
今週の絵本
「ゆうこのキャベツぼうし」
福音館書店
やまわきゆりこ/作・絵