東京・神奈川を中心に、子どもたちが家庭にいるのと同じように落ち着ける場所を提供しながら保護者の方と一緒に子育てをする保育園 感性を磨き、知性を育み、体力を養う―パレット保育園―
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ぐんぐんバックナンバー

第1回:せーの ジャンプ!

5歳児(ぐんぐん) 4月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…風船はふうわりふわふわ、どんなところに行きましたか。お話の順番になるように、右上の「スタート」から左下の「ゴール」まで、鉛筆を使って線でつなぎましょう。
・活動2:  …1人1つ風船を受け取り、膨らませましょう。

おうちの方へ

作者は幼い頃からの漫画好きが高じて、絵本を描くようになりました。そのため、ユーモアたっぷりのストーリーと、CGと水彩がマッチした絵で、躍動感のある斬新な作品が描かれています。絵は、日常で子どもがよくしそうな表情をよく捉えています。また、宇宙まで跳んでしまうジャンプの爽快感がすごいです。お話のテーマとなるジャンプを、いろいろな人や動物が表情と個性豊かに跳んでいる場面は圧巻で、思わず一緒にジャンプをしたくなってしまいます。今回はジャンプや風船を使っての運動を通し、さまざまな肢体の動きを体験しました。体を思いっきり動かすことで、考える力や覚える力、想像する力、表現する力を鍛えていきます。

今週の絵本

「せーの ジャンプ!」
福音館書店

深川直美/作・絵

第2回:どこでおひるねしようかな

5歳児(ぐんぐん) 4月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …お部屋の中のひんやりしているところを探したり、いろいろな所を触ってどんな感じがするかお話しましょう。
・活動2:P1…「ひんやり」の意味に相応しいものはどれですか。鉛筆で〇をつけましょう。

おうちの方へ

この絵本は「ぐりとぐら」のシリーズでお馴染みの、岸田衿子と山脇百合子の作品です。0歳児から6歳児までそれぞれの年齢に相応しい読み聞かせができます。そしてどの絵本も、生活に必要な知恵を教えてくれます。今回の絵本では、天気の良い日の昼下がりの情景が優しく気持ちよく描かれています。日本語の、自然の心地よさを表すコトバが、五感を通して伝わります。また、登場人物たちがそれぞれの感性で、自分に相応しい場所を見つける姿も愉快です。

今週の絵本

「どこでおひるねしようかな」
福音館書店

きしだえりこ/作
やまわきゆりこ/絵

第3回:おまえ うまそうだな

5歳児(ぐんぐん) 4月期 第3回

学習タイム

・活動1:   …映像(絵本)を見ながら、登場した恐竜の名前や気持ち・特徴を話しましょう。
・活動2:P1…恐竜の数を数えて、数字を書きましょう。
・活動3:  …クリップを背中につけて、強くてかっこいい恐竜にしましょう。

おうちの方へ

年長になると、自然や科学的なことがらに興味を持ち始めます。今回の活動では、登場する恐竜の気持ちを考えたり、恐竜の特徴などについても理解を深めます。また、学習タイムでは、お話に登場した恐竜の心情を発表したり、クリップを使い自分なりの恐竜を作ります。宮西達也が描くティラノサウルスシリーズの中でも、1番のお勧めはこの本です。種族の壁を越えて小さき者をいつくしみ、悲しいけれど、あえてその子のために別れを告げるティラノサウルスの深い愛情に胸が熱くなります。怖そうな恐竜の絵とは裏腹な、優しい内容に思わず感動してしまう1冊です。

今週の絵本

「おまえ うまそうだな」
ポプラ社

宮西達也/作・絵

第4回:どうぐ

5歳児(ぐんぐん) 5月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …どんな時に使う物ですか。どの様に使う物ですか。どこにしまっておきますか。お話しましょう。
・活動2:  …いろいろな道具(ボルトとナットなど)を使って時計を作りましょう。
・数にチャレンジ …時計を見ながら何時を指さしているか確認しましょう。

おうちの方へ

わたしたちの身のまわりには、たくさんの道具があり、いろいろな部品を使って作られているものが多くあります。日常生活の中では「どんな部品で作られているか」など、道具を分解して調べる機会はなかなかありませんが、この絵本の中の一つに、普段子どもたちがよく目にする時計がさまざまな細かい部品で作られていることが紹介されていて、その部品ひとつひとつに意味があることを教えてくれています。もし、お子さんが道具に興味を示したら、「ドライバーを使ってネジを外す」などの簡単なことから挑戦させてみてください。きっと知的好奇心の幅が広がりますよ。

今週の絵本

「どうぐ」
瑞雲舎

加古里子/文・絵

第5回:おこだでませんように

5歳児(ぐんぐん) 5月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …絵本の場面を見ながら、ぼくの気持ち(心情)を話しあいましょう。
・活動2:P1…あなたがうれしかったときのことを思い出して、その顔をクレヨンで描きましょう。
・数にチャレンジ …時計を使って「〇時半」を覚えましょう。

おうちの方へ

大胆な絵で主人公の心情がよく表現されている絵本です。いつも怒られてばかりのボク。どこにでもありそうな子どもの姿です。大人は、ついつい子どもに愚痴を言ったり、頭ごなしに怒ってしまいます。大人にとっては一時的なものでも、子どもにとってはそれらのコトバは積み重ねであり、心に残ります。ボクなりにいろいろと考えて、七夕の短冊に1番の願い事として「おこだでませんように」と書いたのでしょう。画面に大きく書かれた一言には、涙腺がゆるみます。「子育て」は「親育て」と言いますが、子どもの心がよくわかる1冊です。

今週の絵本

「おこだでませんように」
小学館

くすのきしげのり/作
石井聖岳/絵

第6回:中をそうぞうしてみよ

5歳児(ぐんぐん) 5月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …?ボックスに手を入れて中に入っている物を想像し言葉で発表する。
・数にチャレンジ …時計を使って「〇時半」を確認しましょう。

おうちの方へ

身近なものの中はどうなっているのでしょうか?どんなふうに見えるでしょう?「中をそうぞうしてみよ」の言葉で想像してみてください。この本は、線写真を使って椅子や貯金箱、鉛筆、ボールペンなど身近なものを透視してみます。椅子に使われている釘、貯金箱にたまっているお金、鉛筆の芯など普段は見えないものを見ることができました。中を想像する楽しみを味わってみてください。

今週の絵本

「中をそうぞうしてみよ」
福音館書店

佐藤雅彦+ユーフラテス/作

第7回:ダンデライオン

5歳児(ぐんぐん) 6月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …先生のお話を聞いて、質問に答えましょう。
・活動2:  …「ダンデライオン」の製作をしましょう。
①10本の紙帯を受け取り、鉛筆に巻きつけカールさせる。
②カールした紙帯をライオンのたてがみにのりで貼る。
③顔を描く。
④帯を付けて出来上がり。
・数にチャレンジ …10対7どちらが多い?

おうちの方へ

自分で読むなら小学1年生くらいから、読み聞かせなら年長くらいからが適している本ですが、大人にもお勧めの1冊です。英語で西洋タンポポを表す「ダンデライオン」のタイトルの通り、タンポポのような黄色を中心とした、淡い色彩のきれいな絵本です。この絵本には、この「ダンデライオン」をはじめとした、さまざまなことば遊びが隠れています。お店の店主たちの名前や店名、張り紙にも駄洒落が隠れていて、それを探すのが楽しいです。読み聞かせの際には、ご家庭でも確認しながら読んでいくといいかもしれません。また、めかしこんで「だてライオン」になってしまったダンデライオンが持っていく、素朴なタンポポの花には「無理に着飾らず、ありのままでいいんだよ」というメッセージも込められています。素のままの自分の魅力を、ご家庭でも話し合えると良いでしょう。

今週の絵本

「ダンデライオン」
福音館書店

ドン・フリーマン/作
アーサー・ビナード/訳

第8回:ともだち

5歳児(ぐんぐん) 6月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …こんな時、あなたはどうしますか。お話ししましょう。
・活動2:P1…友だちのサインを(名前・マーク)集めましょう。
・数にチャレンジ:P1 …サインの数を数えて、四角にその数を書きましょう。

おうちの方へ

友だちとの関わりは、生きていく上でとても大切なことです。この絵本では日常で起こるだろう事柄が、谷川俊太郎さんのリズミカルな文章と和田誠さんのシンプルでほのぼのとした絵で、語るように挙げられています。どんな人が友だちか、友だちならどうすべきか、身近なことでもなかなか向き合って話す機会がないものです。立場や状況によっては、友だち同士の問題ではなく、お父さんやお母さんや先生にも伝えることを必要とすることもあるかもしれません。「友だちって何?」「仲良しって何?」と、成長と共に、ご家庭でも友だちについて、いろいろ話し合ってみてください。

今週の絵本

「ともだち」
玉川大学出版部

谷川俊太郎/文
和田誠/絵

第9回:むしばミュータンスのぼうけん

5歳児(ぐんぐん) 6月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …ミュータン菌はどのようにして作られていましたか。お話ししましょう。
・活動2:P1…歯が見える自分の笑顔の絵を描きましょう。
・活動3(数にチャレンシジ):P2…絵の中の子どもたちは、合わせて何本虫歯がありますか。その数の数字を書きましょう。

おうちの方へ

主人公のむしばミュータンスが、子どもたちに嬉々として虫歯を薦めるという形でお話がすすんでいきます。絵本の楽しそうな雰囲気とは裏腹に、リアルなイラストで虫歯の怖さと歯磨きの大切さを伝えています。だんだんと朽ちていく歯のイラストには背筋が寒くなる思いがします。毎日毎日「歯を磨きなさい」と口をすっぱくして言うよりも、もしかしたらこの絵本を読むほうが効果的かもしれません。お話の中にもあるように、歯の健康は体の健康にも直結しています。治療の技術は日々進歩しているとはいえ、常にきれいな歯が見える笑顔でいたいものです。今回の絵本で歯の大切さに気づき、毎日の手入れに積極的に取り組むようになってくれたならば幸いです。

今週の絵本

「むしばミュータンスのぼうけん」
童心社

かこさとし/作・絵

第10回:カエルの目だま

5歳児(ぐんぐん) 7月期 第1回

学習タイム

・活動1:    …それぞれの生き物の目の違いを調べてみましょう。
・活動2:    …お話を聞いて水の中に住んでいる生き物・昆虫の仲間を探しましょう。
・活動3:P1・2…水の中の生き物、昆虫の仲間カードを選んでそれぞれの場所に貼りましょう。
・数にチャレンジ   …10対8どちらが多い?

おうちの方へ

この絵本は動物行動学者の日高敏隆さんが、50年も前に書いた歌物語に、大野八生さんが絵をつけたものです。どの生き物もそれぞれの環境に適した目を持っているということが、小気味良いリズムで綴られ、口に出すとまるで歌のように読むことができます。とてもリズミカルで、音読が楽しい絵本です。そして何より、大野八生さんのきれいな色使いと動物の細部を表した詳しいイラストは、生き物の生態を知るための、自然科学の導入の書としてもすばらしく、絵本は常に子ども側の目線に立ち、大切なことを学ばせてくれます。子どものうちからこのような自然科学にも精通した本に触れ、知識を増やしていくことは、のちの「勉強」の手助けにもなっていくでしょう。

今週の絵本

「カエルの目だま」
福音館書店

日高敏隆/文
大野八生/絵

第11回:アンガスとねこ

5歳児(ぐんぐん) 7月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…①4日目にアンガスに追いかけられたネコが逃げたところはどこでしたか?〇をつけましょう。
②ネコが戻ってきたとき、アンガスはどんな気持ちでしたか。その気持ちの顔に〇をつけましょう。
・活動2:P2…アンガスを折り紙で作りましょう。
・数にチャレンジ …10対8どちらが多い?

おうちの方へ

この絵本はアメリカでは古典絵本として昔から親しまれてきた絵本です。日々何かを学んでいる若い犬アンガスは、自由奔放に動き回るネコの存在が気になって何日も家中を追い駆けまわしますが、どうしても近づくことができません。そんなちゃっかりした子ネコに怒っていたはずなのですが、いざ子ネコの姿が見えなくなると急に「ひとりぼっち」の寂しい気持ちに襲われます。いつのまにか子ネコはアンガスにとって好ましい存在に変わっていたのです。その気持ちの変化に気づいた二人が最後仲良く一つのごはんを食べる場面は、読む者にその気持ちを伝える大切な一場面となっています。これから学校や社会で様々な新しい出会いを経験する子どもたちが、知らない者同士で心の距離を縮めていく過程と、心の移り変わっていく様子をここから感じ取ってくれたらと思います。

今週の絵本

「アンガスとねこ」
福音館書店

マージョリー・フラック/作・絵
瀬田貞二/訳

第12回:ざっそうの名前

5歳児(ぐんぐん) 7月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…ざっそうの名前に動物が隠れています。名前の中の動物を探してざっそうに線を引きましょう。
・活動2:  …いろいろなざっそうの名前や特徴を調べましょう。
・活動3:  …先生のヒントを聞いてざっそうカードを見つけましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い、10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

この絵本は、長尾玲子・作の「ざっそうの名前」です。この絵本の登場人物をはじめざっそう全部が細かに刺繍で表現されています。鮮やかで繊細な何とも言えない仄々とした温かな気持ちになります。絵本の中の刺繍の草花は薫りたってくるような気がします。
「ざっそうの名前」の情景と背景には五感を刺激する要素が多くあります。絵本では道ばたの畑や家の周りをまわって沢山の名前を覚えていきます。保育園の送迎の間に道ばたに育つ草花を沢山見つけて観察してください。思いがけない子どもの一言が聞けるかもしれません。

今週の絵本

「ざっそうの名前」
福音館書店

長尾玲子/作

第13回:昆虫とあそぼう

5歳児(ぐんぐん) 8月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …<粘土アート>ヘビ・カタツムリ・チョウ・トンボ・テントウムシなどを、粘土で立体的に作りましょう。
・活動2:  …作品発表。なぜこの昆虫を選んだのか、工夫した部分はどこかなど発表しましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

この絵本の作者は、生物学者です。身近に生息する26種類の虫を、実物の大きさを示しながら丁寧に紹介しています。絵本の中の絵は、作者の幼い頃の体験をもとに、繊細なタッチでリアルに描かれていて、生き物の素晴らしさを見事に表現しています。説明のページの文字も手書きで親しみやすく、それでいて昆虫の生息場所や生態などが詳しく書かれています。また、温かい目線で虫たちを見た作者の所感も、図鑑だけではわからない、新たな視点を与えてくれます。図鑑とはまた違った楽しみ方ができる楽しい1冊です。

今週の絵本

「昆虫とあそぼう」
戸田デザイン研究室

とだこうしろう/作・絵

第14回:おおきなきがほしい

5歳児(ぐんぐん) 8月期 第2回

学習タイム

・活動1:P2…あなたが住みたい「木の家」(ツリーハウス)を鉛筆で描きましょう。
・活動2:  …あなたが住みたいツリーハウスはどんなお家ですか。お話しましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

この絵本は、1971年に初版が出てから、約40年以上も親しまれているロングセラーの本です。主人公のかおるは想像の世界の中で、大きな木の上に自分の小屋を作ります。森の動物や、虫、鳥など多くのお友だちが遊びに来ます。家の中をイメージして、大好きな「ホットケーキ」を焼きます。夢が広がり、なんて楽しいお話なのでしょうか。また、四季折々の背景や小屋の様子が詳しく描かれています。季節もわかりやすく、誰もが子どもの頃描いていた夢が表現されています。この絵本を読みながらあなたはどんな気持ちになりますか。ご家庭でも話し合ってみてください。

今週の絵本

「おおきなきがほしい」
偕成社

さとうさとる/文
むらかみつとむ/絵

第15回:コッケモーモー!

5歳児(ぐんぐん) 8月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …ハサミで〇を切り、その中に動物の絵を描きましょう。
・活動2:  …動物メダルを使って動物バスケットをしましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

この絵本は鳴き方を忘れてしまったおんどりのお話です。いくらがんばっても思い出せない!!仲間から心配されたりバカにされたり…そんなある晩めんどり小屋を狙うキツネに気がついたおんどりは…。
ぜひおんどりの気持ちになりながら、鳴き方も工夫して読んでみてください。思わず大きな声で読んでしまいたくなります。「あれ?これであってる?」と子ども達にも問いかけながら読んでみると一層楽しめること間違いありません。

今週の絵本

「コッケモーモー!」
徳間書店

ジュリエット・ダラス=コンテ/文
アリソン・バートレット/絵

第16回:おじさんのかさ

5歳児(ぐんぐん) 9月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…「ポンポロロン」「ピッチャンチャン」をみんなで大きな声で言いましょう。この音以外には、どんな雨の音があると思いますか。発表してプリントに書きましょう。
・活動2:P2…開いている傘は何本ありますか。その数の数字を右下の四角に書きましょう。
・数にチャレンジ …<活動2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

この絵本は青・蒼・藍色の、優しい色使いで描かれています。読んでいると、「あお」にもいろいろな色があるのだと知ることができます。色と共にリズミカルに繰り返される雨のフレーズは、「あめがふったらポンポロロン、あめがふったらピッチャンチャン」という今にも身体が動き出しそうな、楽しい音で表現されています。オノマトペの不思議な響きに誘われて、子どもたちも雨の日が待ち遠しくなることでしょう。今回は雨が降る様子を口に出してみたり、身体表現するなど、五感を通して雨を再現します。他にも「傘」を題材として、生活常識の課題にも発展させていきます。

今週の絵本

「おじさんのかさ」
講談社

佐野洋子/作・絵

第17回:おしゃべりなたまごやき

5歳児(ぐんぐん) 9月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …鉛筆で描いた線をハサミで切って、王さまのかんむりを作りましょう。
・活動2:  …王冠をかぶり王様になって遊びましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10この操作をしましょう。

おうちの方へ

お話の主人公は、わがままで、いばりやで、うそつきで、おこりんぼうな、卵ばかり食べている子どもみたいな「王さま」です。縦横無尽に動き回り、騒動を巻き起こすさまはどこかお茶目で憎めません。お話を聞くうちに、子どもたちもこの王さまに自分の姿を重ね合わせるのではないでしょうか。登場するニワトリやコック、家来たちも魅力的で、文章のリズムも楽しく、また、お話の終わり方も大変ユニークです。今回の活動では、王さまのかんむり工作をしました。がようしとはさみがあれば作ることが出来ますので、是非ご家庭でもいろいろな形のかんむりを作って楽しんでください。

今週の絵本

「おしゃべりなたまごやき」
福音館書店

寺村輝夫/作
長新太/画

第18回:ゆうこのキャベツぼうし

5歳児(ぐんぐん) 9月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …ゆうこのキャベツぼうしを読んで問題に答えましょう。
①絵本にはゆうこの他に何種類の動物が出てきましたか?
②キャベツをくれた人は誰ですか?
③キャベツ帽子を被ってやった遊びはなんでしょう?
④このお話のお天気はどんな天気でしたか?
⑤みんなは〇〇〇〇鬼をしました。何鬼をしたでしょうか?等…
・活動2:  …画用紙でキャベツ帽子を作り、頭に被りましょう。
・活動3:  …キャベツ帽子を被ってゆうこや動物達に変身して遊びましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10この操作をしましょう。

おうちの方へ

ぐりとぐらで有名な山脇百合子さん特有の温かな表現で描かれている絵は皆の心を和ませます。この絵本はタイトルにもあるように身近にある野菜をモチーフに書かれた絵本で、だれでもキャベツの手触りや匂いが実感することができるでしょう。お話を聞いていると、自分もキャベツの帽子を被っているような冷たさが伝わり、主人公になったような気持ちになります。また、年長さんになると感情移入も上手になり、人の気持ちが理解できるようになってきます。怖がられているオオカミも仲間に入れてあげ、平等に接するゆうこの優しい気持ちと純粋さが素晴らしいです。いろいろなことを学び、理解できる心の成長を促す1冊でもあります。

今週の絵本

「ゆうこのキャベツぼうし」
福音館書店

やまわきゆりこ/作・絵

第19回:わすれられない おくりもの

5歳児(ぐんぐん) 10月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…モグラが教わったように、線を切り抜きしましょう。
・活動2:P2…森の仲間を数えましょう。
・数にチャレンジ …今回は<活動2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

この本は日本の電気メーカーのCMにも登場した大変に有名な絵とお話です。作者スーザン・バーレイの人柄をも想像させます。深く優しく、そして心が温まるお話です。YouTubeにもこの物語の朗読がアップロードされているなど、本だけでなくITでも見られるほど人気のある物語です。アナグマさんが遺したものは、みんなの心の中へ生き続ける、大切な愛や言葉や知恵の「宝物」です。生きていることにより、たくさんの物を与えたり、与えられたりしながら命は伝えられていくというお話です。活動ではアナグマさんが遺してくれた知恵や技に挑戦し、じゃばらに折った紙を切っていく楽しい活動を行います。

今週の絵本

「わすれられない おくりもの」
評論社

スーザン・バーレイ/作・絵
小川仁央/訳

第20回:かげはどこ

5歳児(ぐんぐん) 10月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …キューピーに光を当てるとどうなるか実際にやってみましょう。
・活動2:  …自分に光を当てて影の変化を楽しみましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

「かげ」は身近な科学です。「かげってなに?」「かげってなんでくろいの?」「かげってなんでぼく(わたし)のかたち?」こんな質問ありませんか。とっても身近だけどとっても不思議な存在の影。難しい言葉で説明するのでもなく、こういう仕組みでできるんだと答えを述べるわけでもなく、影のありのまま、見たままの姿が子どもたちの目線で描かれている絵本です。ぐーんと伸びたり、かっくんと折れたり、ゆらゆらしたり、ふっといなくなったと思うと、ぱっと出てきたり、遠くに行ったかと思うと、ぱっと戻ってくる、そんな不思議を楽しんでほしいですね。

今週の絵本

「かげはどこ」
福音館書店

木坂涼/作
辻恵子/イラスト

第21回:しあわせミシュカ

5歳児(ぐんぐん) 10月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…ミシュカの好きなものをお話しましょう。
・活動2:P2…「しあわせミシュカ」を粘土で作りましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

私たちは日々幸せを求め生きています。そんな大人が読むとちょっと哲学的になりますが、愛らしい表情と綺麗な色彩が素敵な心に残る1冊です。幸せは人と比べるものではありません。その人その人で価値観が違い、感じ方や受け止め方でも変わってきます。絵本に出てきた動物のように、努力も生きるためにはとても大切なことです。その人その人の幸せや価値観を、この絵本を通して子どもたちと一緒に考え、話し合ってみてはどうでしょう。今、世界では環境問題など様々な問題を抱えています。日常の生活を振り返り、幸せな気持ちを実感することはとても素晴らしいことですね。

今週の絵本

「しあわせミシュカ」
講談社

マーカス・フィスター/作
斉藤洋/訳

第22回:きょうは みんなで クマがりだ

5歳児(ぐんぐん) 11月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …いろいろな材料を使い自分だけの望遠鏡を作りましょう。
・活動2:  …望遠鏡を使って探検を楽しみましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

英語圏で愛されるわらべ歌がベースになった絵本で、マイケル・ローゼンの再話とヘレン・オクセンバリーの愛らしい絵で構成されています。「コトバの森」にふさわしく、楽しい擬音のパレードで、子どもたちを絵本の世界へと誘います。お話を聞いているだけで、自然に体が動き出します。軽快でリズミカルな文章の繰り返しが続き、どんどん森を突き進んでいきます。臨場感溢れる文章の表現がこの絵本を更に楽しく盛り上げます。ドキドキしながら草原や川、ぬかるみや森を越えていくと…。さて、どうなるかな。 活動ではみんなで望遠鏡を作って探検を楽しみます。是非お子さんが持ち帰った望遠鏡を見て沢山褒めてあげてください。

今週の絵本

「きょうは みんなで クマがりだ」
評論社

マイケル・ローゼン/再話
ヘレン・オクセンバリー/絵
山口文生/訳

第23回:たからさがし

5歳児(ぐんぐん) 11月期 第2回

学習タイム

・活動1:   …お話の内容について話し合いましょう。
・活動2:P1 …ゆうじとギックからスタートし宝箱のあるゴールまで、壁にぶつからないように気をつけて進み暗号を解きましょう。
・活動3:P2 …宝箱に自分の宝を描きましょう。
・数にチャレンジ  …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

中川李枝子さんと大村百合子さんのコンビ作「ぐりとぐら」の発表から約1年後の作品です。「魔法のつえ」をめぐり、ゆうじとギックのたわいもないバトルが始まります。かけっこ、すもう…何をやっても勝負はつきません。そこでうさぎのおばあちゃんに決めてもらうことに…最後に宝探しをして二人が同時につかんだ「魔法のつえ」は、「おばあちゃんがほしがっていたつえ」でした。おばあちゃんがつえを重宝にして使っている様子を見て、ゆうじとギックは・・・。心情をみんなで話し合ってみてください。ゆうじとギックの友情に気がつくことでしょう。

今週の絵本

「たからさがし」
福音館書店

なかがわりえこ/作
おおむらゆりこ/絵

第24回:そんなとき なんていう?

5歳児(ぐんぐん) 11月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…プリントの絵を見て「そんなときなんていう?」を考えましょう。
・活動2:  …「そんなときなんていう?」お友達と包帯巻きをしましょう。
・活動3:  …名刺を作り、名刺交換をしましょう。「そんなときなんていう?」
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

この本は「わかき紳士、淑女のための礼儀作法」の本として、1958年に書かれ、「センダック マナーの本」として出版されました。センダックのあどけない表情の絵と谷川俊太郎さんの日本語訳がリズミカルに展開され、その場をユーモアあふれた楽しい雰囲気にさせてくれる素敵な本です。「そんなとき なんていう?」簡単な問いかけですが、状況しだいではとてつもなく難しい問いかけにもなります。学習タイムではマナーと共に言葉だけではなく、所作や身の振り方や表情にも気を配り、実践していきます。

今週の絵本

「そんなとき なんていう?」
岩波書店

セシル・ジョスリン/文
モーリス・センダック/絵
たにかわしゅんたろう/訳

第25回:かずあそび ウラパン・オコサ

5歳児(ぐんぐん) 12月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …「ウラパン・オコサ」のルールでいろいろな物を数えましょう。
・活動2:P1…サルは何匹いますか。その数の数字を右下の四角に書きましょう。
・数にチャレンジ …「40」を数えましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

この絵本のリズムに合わせ、子どもたちはゲーム感覚で、偶数や奇数の数の感覚を学んでいきます。暗号遊びのように具体物を何パターンか組み合わせ、「オコサ・オコサ・ウラパン」や「オコサ・オコサ・オコサ」とリズミカルに反応します。楽しいだけではなく頭をいっぱいに使わなければ解けません。また「コトバの森」のプリント学習では、暗号・絵・言葉の一致の他に色の指示までも入ってきます。まずは難しく考えずにお子さんと一緒に「ウラパン・オコサ」を大きな声を出して言ってみてください。楽しい一時が過ごせる魅力ある1冊です。

今週の絵本

「かずあそび ウラパン・オコサ」
童心社

谷川晃一/作

第26回:手ぶくろを買いに

5歳児(ぐんぐん) 12月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …お話を思い出し質問について話をしましょう。
・活動2:P1…お話を思い出し問題に答えましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを使い10個の操作をしましょう。

おうちの方へ

黒井健の色鉛筆で描く優しい絵は、キツネの毛のふわふわ感や冬のひんやりした空気まで伝わってくる素晴らしい絵です。冷たい雪の日の幻想的な挿絵が暖かみを伝え、新美南吉の物語を一層引き立てます。子ギツネを思いやる母ギツネの優しさや、1人で買い物に行く子ギツネの冒険心にほのぼのしたり、わくわくしたり、物語の世界に引き込まれていきます。子ギツネが間違えた手を出したところではハラハラドキドキと、スリル満点です。文章が長く言葉も難しい部分がありますが、世界感は分かりやすく、情感がたっぷり伝わってきます。絵の持つ質感と物語の内容が上手く相互作用している優れた絵本です。

今週の絵本

「手ぶくろを買いに」
偕成社

新美南吉/作
黒井健/絵

第27回:ぐりとぐらの1ねんかん

5歳児(ぐんぐん) 12月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …日本の行事について話し合いましょう。
・活動2:  …行事カードをはさみで切り、行事カードを月ごと貼りましょう。(ハサミで行事カードを切り、カレンダーに両面テープで貼る)
・数にチャレンジ …カレンダーの数字に触れましょう。

おうちの方へ

1年間を通し、「ぐり」と「ぐら」の月ごとの過ごし方がすてきな絵と文章で書かれています。この本をめくりながら、四季の特徴を知り、あらためて季節や日本の文化や行事を感じることができます。1年間、ひと月ごとに季節の楽しみ方やどんな行事があるのかなどに注目していきましょう。登場する動物たちや植物の育て方、身近なものを題材に分かりやすく描かれていますので、子どもたちに教えたいことがたくさん詰まっている絵本です。今回はこの絵本を通して、1年間の季節の移り変わりの流れや衣食住について考えていきます。

今週の絵本

「ぐりとぐらの1ねんかん」
福音館書店

なかがわりえこ/作
やまわきゆりこ/絵

第28回:ひよこのかずはかぞえるな

5歳児(ぐんぐん) 1月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…1ダースはいくつありますか。1ダースになるように卵シールを貼りましょう。
・活動2:P2…たまごからはみ出ている絵(最終的にたまごが変わった物)を想像して描きましょう。
・数にチャレンジ …活動1を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

イングリとエドガー・パーリン・ドーレアの二人の芸術家の作品で1943年にアメリカで出版されました。ユーモア溢れた明るい色の石版画が綺麗で魅力的です。アメリカのカントリー風景画が心をワクワクさせます。ふくよかで陽気なおばさんがたまご1個から夢がだんだん膨らんでいく様子が頼もしくて愉快です。たまごの数をかぞえ、お金の計算をするおばさんの妄想もユニークで、絵本を読みながら数の勉強にもなります。足し算・引き算・掛け算・割り算と多くの要素が含まれています。今日は絵本を通しておばさんのほんわかとした気持ちとゆとりのある生活を考えていきましょう。

今週の絵本

「ひよこのかずはかぞえるな」
福音館書店

イングリ・ドーレア/作
エドガー・パーリン・ドーレア/作
せたていじ/訳

第29回:ないた あかおに

5歳児(ぐんぐん) 1月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …「あおおに・あかおに」はどんな鬼ですか。みんなで話し合いましょう。
・活動2:P1…「あおおに」が書いた手紙です。□の中にあてはまるひらがなを入れて、「あおおに」が書いた手紙にし、読みましょう。
・数にチャレンジ:…おはじきを使い10この操作をしましょう。

おうちの方へ

幼年童話に独自の世界を確立した浜田廣介さんが1933年、40歳のときに書いた童話で、偕成社から初版が1965年に発行され、それ以来50年近く親しまれているお話です。この絵本は臨場感あふれる美しい文章で表現され、気持ちの優しい「あかおに」と「あおおに」の深い友情物語を子どもたちにも理解できるように、時間を経てやさしく書かれたものです。登場人物の3者、あかおに、あおおに、人間と、悪い人は誰もいないのに、あかおにの気持ちを考え、願いが叶うように、あおおには自分が悪者になります。誰もが幸せというわけにはいかないこともあるのだと考えさせられます。感銘するところはきっと大人も子どもも同じ部分なのでしょうね。

今週の絵本

「ないた あかおに」
偕成社

はまだひろすけ/文
いけだたつお/絵

第30回:としょかんライオン

5歳児(ぐんぐん) 1月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …先生のお話を聞いて、質問に答えたり自分の思いを話しましょう。
・活動2:P1…絵の中で、良いことをしていると思う絵には〇を、良くないことをしていると思う絵には✕をつけましょう。
・活動3:P2…何頭のライオンがいますか。その数の数字を右下の四角に書きましょう。
・数にチャレンジ …活動3を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

このお話の図書館は、正面玄関に2頭のライオンが鎮座する、マンハッタンのニューヨーク公共図書館がモデルです。この本は多くの法律専門誌でも話題になり、法律を学ぶ実習生たちに取り上げられたそうです。「マナーとは?」「法律とは?」「それらは何のためにあるのか?」と、大人でも考えさせられる内容になっています。絵本は色合いも綺麗で、子どもだけでなく大人も楽しむことができます。内容も子どもたちにわかりやすいやさしい文章で書かれています。規律と、臨機応変という難しいテーマを取り扱っていますが、子どもたちには、まずは難しく考えずに、少しずつ道徳に触れながら絵本を楽しんでもらえたらと思います。

今週の絵本

「としょかんライオン」
岩崎書店

ミシェル・ヌードセン/作
ケビン・ホークス/絵
福本友美子/訳