のびのびクラス(3~4歳)
第19回:お月さまってどんなあじ?
3歳児(のびのび) 10月期 第19回
学習タイム
・活動1:P1…はさみを使って動物カードを切りお月さまに手が届くように動物カードを貼っていきましょう。
・数にチャレンジ:…「4個」の数の操作。「あわせていくつ?」
おうちの方へ
今回の主役「お月さま」は人々の想像力をかきたててくれます。満月から少しずつ月が欠けていく姿、少し霞がかった月、くっきりと明るく浮かぶ月、ウサギがおもちをついているように見える月など、子どもでなくても思わず手を伸ばして触ってみたくなりますね。この絵本の最後にお月さまをかじってしまう場面がありますが、いったいどんな味がしたのでしょうか。この表現がまた何とも言えず魅力的で、「お月さまのかけらは、みんながそれぞれいちばんすきなもののあじがしました」と書かれています。さて、お子さんはどんな味を想像したのでしょうか。
今週の絵本
「お月さまってどんなあじ?」
セーラー出版
マイケル・グレイニエツ/文絵
いずみちほこ/訳
第20回:だんまりこおろぎ
3歳児(のびのび) 10月期 第20回
学習タイム
・活動1: …コオロギさんに羽を貼って音が出るようにしてあげましょう。
・活動2: …コオロギさんと一緒に演奏会をしましょう。
・数にチャレンジ:…おはじきを「4個」取り、音の出る羽と交換しましょう。※<活動1>の中で実施します。
おうちの方へ
小さなコオロギぼうやがいろいろな虫たちと出会い、一生懸命羽を擦り合わせて挨拶しようとしますが、音が出ません。お話の中では「こおろぎぼうやもあいさつしたくてちいさなはねをこし・こし・こし・・でもあらら おとがでないよ うたえない」というフレーズが繰り返し登場します。エリック・カールの鮮やかな色彩の絵と、繰り返しのフレーズが子どもたちの心を惹きつけます。少しずつ成長を遂げたコオロギが、最後の場面でとても美しい音を奏でます。絵本の最後のページを開くと聞こえてくるコオロギの鳴き声がとても素敵で、秋の季節を感じる1冊です。
今週の絵本
「だんまりこおろぎ」
偕成社
エリック=カール/作
くどうなおこ/訳
第21回:ウサギとカメ
3歳児(のびのび) 10月期 第21回
学習タイム
・活動1:P1…ウサギとカメのお話を思い出し、競争に勝ったほうに〇をつけましょう。
・活動2: …〇カードを完成させ、飛ばして遊びましょう。
・数にチャレンジ:…おはじきを「4個」取り〇カードと交換しましょう。※<活動2>の中で実施します。
おうちの方へ
昔から読み継がれているお話ですが、絵本によって内容が少し異なります。今回使用した絵本は、絵もほのぼのとしており、勝負に負けたウサギも悔しがることよりも、素直に負けを認め、相手を賞賛します。最後の場面で2人が握手を交わし、りんごを仲良く分けて食べる場面は特にほのぼのとしており、心が和みます。競争するということは、頑張ることや、負けて悔しいと感じることもとても大切ですが、お互い頑張ったことを賞賛し合う今回の「ウサギとカメ」のお話は、何だか温かい気持ちになりますね。
今週の絵本
「ウサギとカメ」
岩崎書店
蜂飼耳/文
たしろちさと/絵