東京・神奈川を中心に、子どもたちが家庭にいるのと同じように落ち着ける場所を提供しながら保護者の方と一緒に子育てをする保育園 感性を磨き、知性を育み、体力を養う―パレット保育園―
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きらきらバックナンバー

第1回:ティッチ

2歳児(きらきら) 4月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…それぞれの身体の大きさにあった洋服を選んで貼りましょう。
・活動2:P2…自転車に合う大きさのタイヤを選んで貼りましょう。

おうちの方へ

1975年の発刊以来、40年以上読み継がれているこの絵本の主人公ティッチは三人きょうだいの末っ子。お兄さんお姉さんに比べると、身体も使える道具も小さくて、何をやってもかなわない。そんな悔しい思いをしていたティッチが、小さな種をまいて一生懸命育てた苗が、最後にはお兄さんやお姉さんよりも大きく育って二人を驚かせます。「どうだ、まいったか。」ととても誇らしげなティッチの表情が、ほのぼのとやさしい絵で描かれていて思わず顔がほころんでしまいます。誰もが経験する年上のお兄さん、お姉さんや大人への憧れと「追いつきたい」という気持ち。「小さくてもいいんだよ。これからがんばればできるんだよ。」そんな作者の穏やかなメッセージが聞こえてくるようです。いつか作者のメッセージが届くように読み続けていきたい1冊です。

今週の絵本

「ティッチ」
福音館書店

パット・ハッチンス/作・絵
いしいももこ/訳

第2回:かわいい てんとうむし

2歳児(きらきら) 4月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…てんとう虫を葉っぱにのせてあげましょう。何匹いるかな?数えてみましょう。
・活動2:  …大小のてんとうむしの背中に模様をつけてあげましょう。

おうちの方へ

表紙には、色とりどりのかわいいテントウムシが10匹ならんでいて、思わず手でさわりたくなるような仕掛け絵本となっています。テントウムシは、ページをめくるたびに1匹ずつ減っていきます。子どもたちはどこに行ったのかと不思議な思いで見つめますが、最後にはお家に帰っていてホッとします。この絵本、逆のページから読んで1匹ずつ増やしたりもできます。数への興味は個人差がありますが、パレット学習タイムでは、この時期の課題を年齢より一つ多い「3」の理解としています。先ずは「10」数えることにこだわらず数が減ったり増えたりを通して、数に興味を持って楽しめたら良いと思います。

今週の絵本

「かわいい てんとうむし」
大日本絵画

メラニー・ガース/作
ローラ・ハリスカ・ベイス/絵
きたむらまさお/訳

第3回:たけのこにょきにょき

2歳児(きらきら) 4月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…1番背の高いたけのこに帽子のシールを貼りましょう。
・活動2:  …新聞紙の「たけのこ」の背を伸ばして一番背の高いたけのこにしてみましょう。

おうちの方へ

コトバの少ない絵本ですが、「ほいさ ほいさ ほいさ」「たったか たったか たったったっ」「う~ん う~ん」絵本のタイトルの「にょきにょき」など擬音の表現が軽快で、モグラの気持ちや行動が手に取るように伝わってくる絵本です。このような表現は子どもたちの五感を刺激してくれます。日頃の生活でも是非身近なものを使って五感を刺激してみてください。例えば、新聞紙を破ってみる。どんな音が聞こえてくるでしょうか。「ビリビリ」「シャーッ」ハサミで切ると「ジョキジョキ」また丸めてみたら「ガサガサ」「くしゅっ」触ってみたら「さらさら」「すべすべ」「ふにゃふにゃ」といったように、新聞紙1枚使うだけでも沢山感じる事ができます。この時期は五感を通しての活動を沢山取り入れて、心豊かに成長してくれることを願っています。

今週の絵本

「たけのこにょきにょき」
至光社

いもとようこ/絵・文

第4回:ももたろう

2歳児(きらきら) 5月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…ももたろうのおともをした3びきに、きび団子を1つずつあげましょう。
・活動2:P2…モモカードを開いたり閉じたりして遊びましょう。
・数にチャレンジ …※<活動①>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

日本五大昔話の1つ『ももたろう』は、「勇気や力」「知恵」を備えた理想的な子ども像として親しまれてきました。また、ももたろうが生まれたモモは昔から邪気をはらう力があるとして信じられていました。「シアタータイム」ではこのような昔話に触れることで、日本の文化や言葉を理解し知的好奇心の世界を広げていくことができると考えています。また、子どもに深い知恵を与え心を豊かにしていくことは、人の心を理解したり自分を表現したりすることにもつながります。ぜひ幼児期に多くの昔話に触れ、子どもたちの思考を伸ばしてあげてください。

今週の絵本

「ももたろう」
岩崎書店

いもとようこ/文・絵

第5回:ぶたさんいっかの やまのぼり

2歳児(きらきら) 5月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…ぶたさん一家、それぞれに合う帽子をかぶせてあげましょう。
・活動2:P2…大きさの違う「3こ」のおにぎりに合う梅干を選んで貼りましょう。
・数にチャレンジ …①ぶたさんと帽子の数はいくつ?数えてみよう。(3匹・3こ) ②おにぎりと梅干の数はいくつ?数えてみよう。(それぞれ3こ)※<活動1・2>の中で実施します。

おうちの方へ

ぶたさん一家は楽しみにしていたお弁当を早く食べたいために、せっかくの景色も見ずにひたすら頂上を目指して山を登ります。ですが、頂上に着きお弁当を食べていると、あとから来た動物の親子が「きれいな花が咲いていた」とか、「小鳥が鳴いていた」とか、「小川に魚がいっぱいいた」とか、「すごい滝があった」などと、お話しているのを耳にします。ぶたさん一家は先を急ぐばかりに何も見ていなかったことに気づき、帰りはゆっくり景色を楽しみながら、山を降りていきます。子育てでも同じような時があるように感じます。大事な時期に大切なことを慌てず焦らずしっかりと見ていきたいですね。時には、急がず「ゆっくり」「のんびり」することの大切さを教えてくれる1冊です。

今週の絵本

「ぶたさんいっかの やまのぼり」
すずき出版

浅沼とおる/作・絵

第6回:かばくん

2歳児(きらきら) 5月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…動物の大きさに合う大きさのキャベツ(シール)を選んで貼りましょう。
・活動2:P2…りんご(シール)をたくさんカバの口の中に貼りましょう。
・数にチャレンジ …動物とキャベツの数いくつ?数えてみよう。(3匹・3こ)
※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

1966年に発刊され長い間読み継がれてきた絵本です。ストーリーは、動物園でのカバの1日を描いたシンプルなものですが、何といってもコトバが簡潔で、耳と心に残り大変魅力的で、またこの絵本の大きな特徴が、視点が動物園に住む「かばくん」側からになっているところです。動物園が開園し、子どもたちがぞろぞろとやってくる様子を「きたきたきたきた きたきたきたきた」というシンプルなコトバで表現し、それと共にいろいろな履物を履いた子どもたちの足が描かれています。下駄を履いている子どもがいるあたりは歴史を感じますね。

今週の絵本

「かばくん」
福音館書店

岸田衿子/作
中谷千代子/絵

第7回:ちょっとだけ

2歳児(きらきら) 6月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…折り紙をちぎってコップに貼り、美味しいジュースを作りましょう。
・活動2:  …台拭きでテーブルをきれいに拭きましょう。
・数にチャレンジ …5対3で多い方を指さしましょう。

おうちの方へ

主人公なっちゃんの気持ちが痛いほどによくわかります。おうちの方にとっても、我が子と置き換えて考え、心打たれる1冊となるでしょう。目に見えない我慢をしている我が子の姿を少なからず感じるものがあるのではないでしょうか。子どもたちも、いずれはこの状況を体験するかもしれません。本は自分の生活を照らし合わせることもできますし、また、違う世界を体験することもできます。この本を通して、日頃の子育ての様子について振り返り、考えてみるのもよいのではないでしょうか。子どもの成長時に相応しい1冊です。

今週の絵本

「ちょっとだけ」
福音館書店

瀧村有子/作
鈴木永子/絵

第8回:ちいさな きいろい かさ

2歳児(きらきら) 6月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…上の点から下の点までまっすぐな線でつないで、雨をたくさん書きましょう。
・活動2:P2…傘の大きさを比べてそれぞれの大きさにあった傘に入れてあげましょう。
・数にチャレンジ …5対3で多い方を指さしましょう。

おうちの方へ

ご存じ「わたしのワンピース」の作者、にしまきかやこのイラストで、素朴であたたかみのある絵が特徴のこの絵本。内容はウクライナ民話「てぶくろ」のストーリーのようでもあります。雨にぬれた動物たちが、次々に女の子のきいろいかさに集まってくるのです。雨の音も「ざあざあ ざざざ」「ぽちん ぽち ぽち」「ぱんぱら ぱぱら」などリズム感のある擬音をたくさん取り入れ表現されています。絵本を読んだあと、雨の日が楽しみになるのではないでしょうか。梅雨の季節はうっとうしく、憂鬱になりがちですが、是非お子さんと一緒に雨の音を聞いてみたり、葉っぱに落ちたしずくをながめてみたりと、自然を楽しむ機会をつくってみてください。

今週の絵本

「ちいさな きいろい かさ」
金の星社

にしまきかやこ/イラスト
もりひさし/シナリオ

第9回:ちいさな くも

2歳児(きらきら) 6月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…白いクレヨンで「ふわふわ」「もこもこ」雲を描くように塗りましょう。
・活動2:P2…何が隠れているのでしょうか。絵を見てお話ししましょう。
・数にチャレンジ …雲はいくつある?数えてみましょう。※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック・カールの作品です。ページいっぱいに描かれている青い空と白い雲。ちいさな雲が、ヒツジやひこうき、ピエロなど色々なものに変身していき、最後に大きな雲たちと合体して大きな雨雲になり、雨を降らせるというお話です。シンプルながらもエリック・カールならではのコラージュ(切り絵)の手法で大胆に描かれた絵が子どもたちの感性・想像力を広げます。大人になってからはじっくりと空を見上げることも少なくなりましたが、子どもの頃は、雲の形を見ながら「飛行機みたい!」「ふわふわの綿菓子みたい!」と空想を働かせていたような気がします。是非、帰り道やお散歩に出かけた時に空を見上げ「あの雲は何に見えるかな~?」と親子で想像しながら楽しんでみて下さい。

今週の絵本

「ちいさな くも」
偕成社

エリック・カール/作
もりひさし/訳

第10回:おほしさま

2歳児(きらきら) 7月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…6この☆のクッキーを仲良く分けっこ(3こずつ)しましょう。
・活動2:  …ばらばらの2種のクッキーをぴったんこしましょう。
・数にチャレンジ …<活動1>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

どこまでも続く広大な夜空が、美しいブルーの色で絵本いっぱいに広がり、表紙の絵を見ただけで思わず手に取りたくなる1冊です。「おほしさま どんな あじが するのかな?」と、ページをめくるごとに想像力をかきたてられます。そして、絵本を読み終わる頃には「おほしさま たべてみたいなあ。」と全員が思うことでしょう。こぶたちゃんのように、親子でクッキー作りができると、楽しいですね。

今週の絵本

「おほしさま」
教育画劇

たちもとみちこ/作・絵

第11回:あかずきんちゃん

2歳児(きらきら) 7月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…カードを折ってお花を完成させてかごの中に貼りましょう。
・活動2:P2…あかずきんちゃんが迷子にならないように、いっぽん道とくねくね道の真ん中を通っておばあさんの家までつれて行ってあげましょう。
・数にチャレンジ …5対3どっちが多い?多い方を指さしましょう。

おうちの方へ

グリム童話やイソップ物語は同じ物語でもたくさんの種類の絵本が出版されていますが、今週は挿絵がやわらかくこの年齢の子どもたちにわかりやすい言葉で表現されている、いもとようこさんの絵本を使用しました。「おばあちゃんのおみみ、どうしてそんなにおおきいの?」「それは、おまえのこえをよーくきくためさ!」という問答は大人になった今でも忘れずに記憶に残るほど印象的な一場面ですね。この場面はお子さんと一緒に劇風にフレーズを読み合うなど、声色を変えたり、声のトーンを変えたりしながら楽しんで読むと良いですね。

今週の絵本

「あかずきんちゃん」
金の星社

グリム/原作
いもとようこ/文・絵

第12回:でんしゃにのって

2歳児(きらきら) 7月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…お話を聞いて、動物さんを電車に乗せてあげましょう。
・活動2:P2…くまさん一家、それぞれの大きさに合うりんごをあげましょう。
・数にチャレンジ …くまさんとリンゴの数はいくつ?数えてみよう(3匹・3こ)※<活動②>の中で実施します。

おうちの方へ

うららちゃんシリーズの1冊。電車に興味を持っているこの時期には、たまらなく愉快な絵本です。電車に乗ったその時から、コトバの歯切れの良さがはじまり、ほのぼのとした動物たちの、思いやりの気持ちがいっぱい表現されています。また、コトバもわかりやすく「ガタゴト-」「はい、おじゃましますよ」「おや、まんいん…」「つぎはぞうだーぞうだー」「あ、きっぷ!」「ありがとう」などです。生活に必要なコトバを子どもはすぐに覚えます。「ガタゴトー」と言いながら、一緒に電車に乗った気分になってこの絵本を読んでみましょう。

今週の絵本

「でんしゃにのって」
アリス館

とよたかずひこ/作

第13回:やさいのおなか

2歳児(きらきら) 8月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…提示された切り口を見て何の野菜(くだもの)か考えて答えましょう。
・活動2:  …ばらばらになった野菜のカードを「ぴったんこ」完成させましょう。
・数にチャレンジ …多数のおはじきから「3こ」取り野菜カードと交換しましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

お子さんは料理された野菜や、きれいにカットされた果物を見ることは多いと思いますが、なかなかそのままの素材にふれたり、切り口をじっくりと観察したりするという機会は少ないのではないでしょうか。でも、五感をフル回転していろいろなものを感じ取ることはこの時期にとても大切な体験です。「これはキュウリよ」「これはトマトよ」と名前を教えるだけでなく、「ごつごつしてるね」「どんな匂いがするかな」「切ると、中はどうなっているかな」など、さまざまな角度から観察する力を是非芽生えさせてあげてください。

今週の絵本

「やさいのおなか」
福音館書店

きうちかつ/作・絵

第14回:どろだんご つくろ

2歳児(きらきら) 8月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…おだんごカードを「3まい」数えて取り、プリントの〇の中に貼りましょう。
・活動2:  …紙粘土を「3こ」取り、丸めておだんごを作りましょう。
・数にチャレンジ …今回は<活動1・2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

主人公のゆうちゃんは、お友だちと先生と一緒に土を掘ります。そこに水を入れてかき混ぜて両手に取ってお団子を作ります。その様子が楽しく、読んでいるだけで触ってみたい気持ちになりますね。また、擬音で表現されるコトバが素晴らしく、なぜか気持ちもうきうきしてきて、実際にお団子づくりに参加しているような気持ちになってきます。お子さんはきっと砂場に直行したくなることでしょう。感覚を育てる絵本の教材にふさわしい1冊です。

今週の絵本

「どろだんご つくろ」
アリス館

とくながまり・みやざわはるこ/作

第15回:おやおや、おやさい

2歳児(きらきら) 8月期 第3回

学習タイム

・活動1:    …4種の野菜の名前や特徴に興味を持ち、野菜を買いに行きましょう。
・活動2:P1-2…お話の一場面を思い出して正しい場所に野菜カードを貼りましょう。
・数にチャレンジ   …5対3どっちが多い?多い方を指さしましょう。

おうちの方へ

野菜の絵がリアルで、表情がとても楽しく描かれています。「ラディッシュ だんだん ダッシュする」といったコトバのリズムで、子どもたちは興味いっぱいです。この本に出会えたことにより、子どもの食事の中にも野菜を多く取り入れられたら良いですね。リズムに乗って野菜の名前をおぼえるだけでなく、好き嫌いのない何でも食べられる逞しい子どもに育ってほしいですね。そのためのきっかけにしたい1冊です。

今週の絵本

「おやおや、おやさい」
福音館書店

石津ちひろ/文
山村浩二/絵

第16回:おつきさま でたよ

2歳児(きらきら) 9月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…欠けてしまったお月さまをぴったんこしてプリントの○のところに貼りましょう。
・活動2:P2…お月見だんごを「3こ」取り、一人に一つずつ仲良く分けましょう。
・数にチャレンジ …<活動2>を数にチャレンジとします。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

「おつきさまでたよ」は「お月見」の行事を取り上げた1冊です。ご家庭ではこのような行事をどのように楽しんでいらっしゃいますか?1年に1度の様々な行事を通して季節を味わい、昔の人の思いを感じ、日本の文化や知識を知ることは私たちの生活を豊かなものにしてくれます。特に幼児期に経験した行事の思い出は深く心に刻まれ、自分が親になった時にも同じように子どもたちに言い伝えていくことと思います。お月見だんごを作る・ススキを探してきて飾る・夜にお月さまを見てどんな風に見えるかお話しする…家族の絆を深めながら是非楽しんでみて下さい。

今週の絵本

「おつきさま でたよ」
あかね書房

寺村輝夫/作
いもとようこ/絵

第17回:ロージーのさんぽ

2歳児(きらきら) 9月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…道からはみ出さないように気をつけて、ロージーをお家まで帰してあげましょう。
・活動2:P2…折り紙を△に折ってロージーのお家の屋根を作りましょう。
・数にチャレンジ …おはじきを3こ取って折り紙と交換しましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

文はとても短く簡潔ですが、「へいのすきまをするり」、「おにわをすたこら」、「おいけのまわりをぐるり」という場面とロージーの動きのことばが絶妙に読み手に伝わってきます。また、ロージーの淡々と散歩する姿に対し、それを追うキツネの信じられないようなハプニングの連続、その対比が大変面白い絵本です。ストーリーを聞かせることが絵本の読み聞かせと考えてしまいがちですが、この絵本は、絵とことば両方で子どもたちを引きつける魅力があります。是非1ページ1ページゆっくりと絵を見ながら、おうちの方も一緒に楽しんでみて下さい。

今週の絵本

「ロージーのさんぽ」
偕成社

パット・ハッチンス/作
わたなべしげお/訳

第18回:だるまちゃんとてんぐちゃん

2歳児(きらきら) 9月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…てんぐちゃんが履いていたのはどれですか、シールを貼りましょう。
・活動2:  大・中・小のだるまに合う目を貼りましょう。
・数にチャレンジ …だるまの数を数えましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

だるまちゃんもてんぐちゃんも身近にはいませんが、この2人(?)の掛け合いがとてもユニークで愛らしい表情と会話が子どもらしいのです。この本では「くつ」や「うちわ」と言ってもたくさんの種類があるんだということに気づかされ、びっくりします。またてんぐちゃんの持っているものを探しながら「同形発見」などでも楽しめます。長く親しまれているこの絵本の発行は1967年。加古里子さんの本は、絵がとても丁寧で、ストーリーがユニーク、必ず「おち」があります。そんな独特の世界観にひたりながら親子で一緒に楽しみながら見てほしい1冊です。

今週の絵本

「だるまちゃんとてんぐちゃん」
福音館書店

加古里子/作・絵

第19回:ゆかいな かえる

2歳児(きらきら) 10月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…池の中にかえるのたまごを貼りましょう。
・活動2:P2…かえるは何匹いますか。指でさしながら数えましょう。同じ数だけシールを取り、かえるにあげましょう。
・数にチャレンジ …<活動2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

たくさんの卵の中からたくましく生き延びてきた4匹のかえるが、さまざまな敵に出会いながらもタイトルのように「ゆかいに」「たのしく」日常を過ごしていきます。卵からおたまじゃくしになり、かえるに成長する様子も描かれており、生き物の成長の様子も感じとることができます。また、活動の中では子どもたちと楽しみながら卵を貼ったり、かえるの数を数えたりしました。1冊の絵本の中には、子どもたちの興味の扉を開く題材がたくさん隠れています。是非、たくさんの絵本に出会い、読み聞かせを通して、子どもたちの興味の扉をたくさん開いていきたいですね。

今週の絵本

「ゆかいな かえる」
福音館書店

ジュリエット・ケペシュ/文絵
いしいももこ/訳

第20回:しきしきむらのあき

2歳児(きらきら) 10月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …秋色の紙帯をはさみで切り、秋色の葉っぱをたくさん作りましょう。
・活動2:  …切って作った秋色の葉っぱを使って風船を作って遊びましょう。
・数にチャレンジ …おはじき「3こ」取って紙帯と交換しましょう。※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

みなさんは秋のものと聞いて、どんなものがいくつくらい思い浮かびますか?お子さんだけでなく、おうちの方もこの絵本を通して「こんなに秋のものがあったんだ」と感じられたかもしれません。日本は春夏秋冬素晴らしい四季があります。「秋」という季節を子どもたちと一緒に大人も是非体感して下さい。子どもの頃に戻った気持ちで落ち葉の上を靴で歩いてみたり、店頭に並ぶ秋の食材を五感で感じてみたり…。幼児期に親子で体感したことは何にも変えがたい経験の一つとなります。

今週の絵本

「しきしきむらのあき」
岩波書店

木坂涼/文
山村浩二/絵

第21回:ジオジオのかんむり

2歳児(きらきら) 10月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…ライオンのたてがみを描きましょう。最後にかんむりカードを頭の上に貼りましょう。
・活動2:P2…卵(シール)の数を「4」数え、ライオンのかんむりの中に2こずつ貼りましょう。
・数にチャレンジ …<活動2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

森の王さまのライオンが主人公のお話です。ジオジオはある日、卵を全部失ってしまった鳥と出会います。「誰かと話したい」「誰かのために何かしたい」と感じていたジオジオは自分のかんむりの上に卵を産むようにすすめます。そしてジオジオの強さと優しさのおかげで小さな鳥たちの命が守られます。小さな命を守ろうとするジオジオの様子を通じて、ジオジオの優しさや思いやりの心を感じ取り、自分のためだけに生きるのではなく、人のために何かをしようと思える事を少しでも感じることができたら…と思います。

今週の絵本

「ジオジオのかんむり」
福音館書店

岸田衿子/作
中谷千代子/絵

第22回:どうぞのいす

2歳児(きらきら) 11月期 第1回

学習タイム

・活動1:P1…ロバさんは何をもっていましたか?3つのかごの中から選び、シールを貼りましょう。
・活動2:P2…空っぽのカゴの中に美味しい「かき」を作って入れましょう。
・数にチャレンジ …折り紙を3まい取りましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

シンプルでテンポの良い文章や、次々に動物が出てきて持ってきたものを置いていく繰り返しのストーリーなど、子どもたちの大好きな要素がたくさんつまった絵本です。持ってきたものがいろいろなものに変わっていくストーリーは昔話の「わらしべちょうじゃ」にも似ていますね。この絵本の最大の魅力は「思いやり」の心を育んでくれる内容です。椅子の上にあるものを全部食べてしまっては「あとのひとにおきのどく」と次の人を思いやる動物たち。今は、自分さえ良ければ…と思う人も少なくない世の中です。是非この絵本を通して「思いやり」の心が育ってくれたら良いと思います。

今週の絵本

「どうぞのいす」
ひさかたチャイルド

香山美子/作
柿本幸造/絵

第23回:ぐりとぐらの1・2・3

2歳児(きらきら) 11月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …3枚の絵カードに書かれた絵の数を数えましょう。
・活動2:  …「1・2・3」の数を理解して自動販売機で数字カードを買い3種の絵カードを完成させましょう。
・数にチャレンジ …<活動1><活動2>を数にチャレンジとします。

おうちの方へ

誰もが知っている「ぐりとぐら」シリーズは、子どものリュックサックに入る、かわいいサイズの絵本もたくさんあり、おうちの方からも大変重宝がられています。今回の絵本は低年齢でも、子どもなりにコトバを楽しんで見られます。また、コトバを楽しみながら、数え方の単位(助数詞)もおぼえられる興味深い絵本です。「ふたごの ふたり 2かいの まどから ふうせん ふたつ とばした」と、「2」をユニークに表現していますが、実は凄く教育的だったりもします。数え方を学習しながら絵本を楽しんでください。絵本に関心を持つと、自然に知力も伸びてきます。日常生活に密着している数字の理解は、コトバと同様に、大変に大切な学習テーマです。

今週の絵本

「ぐりとぐらの1・2・3」
福音館書店

なかがわりえこ/作
やまわきゆりこ/絵

第24回:きょだいな きょだいな

2歳児(きらきら) 11月期 第3回

学習タイム

・活動1:  …巨大な提示カードを見ながら「みんなだったらどうやって使う?」どうやって使うかの問いに、考えてお話ししましょう。
・活動2:  …巨大な「うちわ」を作って風を吹かせ、巨大な怪獣を吹き飛ばしてみましょう。
・数にチャレンジ …おはじきが「3こ」入った皿を選んでうちわと交換しましょう。※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

「あったとさ あったとさ」で始まるこの絵本。リズムにのりながら、いつの間にか子どももお話の世界に引き込まれていきます。「ひろいのっぱらどまんなか きょだいなピアノがあったとさ」野原の真ん中の巨大なピアノで鬼ごっこをしたり、巨大なせっけんで滑り台をしたりなど、百人も子どもが集まって遊んだらどんなに楽しいだろうと想像力をかきたてられます。現実にはあり得ない世界ですが、ダイナミックな絵と「あったとさ あったとさ」という繰り返しのリズムが心地よく、何度でも繰り返し読みたくなる絵本です。

今週の絵本

「きょだいな きょだいな」
福音館書店

長谷川摂子/作
降矢なな/絵

第25回:たべたの だあれ

2歳児(きらきら) 12月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …動物さんが食べたものを見つけて、どこに隠れているのかお話しましょう。
・活動2:P1…「たべたのだーれ?」ドーナツ・あめ・アイスクリームそれぞれ食べた子を見つけて〇をしましょう。
・数にチャレンジ …おはじき「3こ」入ったお皿はどっち?

おうちの方へ

この時期の子どもたちは形に対する関心が次第に強くなっていきます。イチゴを食べたライオンは鼻がイチゴ。サクランボやドーナツ、目玉焼きやブドウ…などなど、どれも日常の生活で目にしているものばかりです。最後のページのアイスクリームを探すことはできるでしょうか? 何度も見るうちにわかるようになってきた子どもたちは、目の輝きが違ってきて、「ここにあった!」「あそこにあった!」と、あっという間に五味太郎ワールドへ引き込まれていきます。気がつけば、夢中で楽しんでいる絵本です。

今週の絵本

「たべたの だあれ」
文化出版局

五味太郎/作

第26回:どれがぼくかわかる?

2歳児(きらきら) 12月期 第2回

学習タイム

・活動1:P1…おはなしを聞いて変身したウィリアムを見つけてクレヨンで〇をしましょう。
・活動2:P2…「犬に変身するとしたらどんな犬になりたい?」好きな色や模様で変身させてみましょう。
・数にチャレンジ …2つのお皿の比べっこ。美味しいもの「3こ」入ったお皿はどっち?※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

お母さんは動物に紛れて遊ぶ自分をわかってくれるかな? お母さんの愛情を確かめたい子どもの心理を描いた1冊です。絵本の中では子どもたちに親しみのある9種の動物に姿をかえて「どれがぼくかわかる?」と問いかけます。「もちろんよ!」とお母さんは次々に我が子を当てていきます。おうちの方も、大勢の子どもたちの中から我が子を見つけたり、顔色や表情を見ただけで「今日は何か嫌なことがあったかな?」「ちょっと体調が悪いかしら」など感じられた経験があるのではないでしょうか。お母さんの愛情をたっぷり感じる1冊です。

今週の絵本

「どれがぼくかわかる?」
偕成社

カーラ・カスキン/文絵
よだしずか/訳

第27回:サンタのおまじない

2歳児(きらきら) 12月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…お星様を作ってクリスマスツリーを完成させましょう。
・活動2:  …2ピースのパズルを完成させましょう。
・数にチャレンジ …「おはじき「3こ」入ったお皿はどっち?」答えてシールをもらいましょう。※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

サンタが「いち にい サンタ!」とおまじないをかけると、嫌いな野菜が素敵なものに変身します。2~3歳の子どもたちは、その変化を十分楽しめます。成長して4歳頃になると、「ピーマンのこの部分がツリーの星になっているね」など、「構成的思考」でもこの絵本を楽しめるようになります。ハサミに興味を持ち始めた子どもたちなので、家庭でも是非お子さんと一緒になって折り紙を(半分または4分の1に)折り、ハサミで切り、どんな形になったか楽しみながら開いて遊んでみて欲しいと思います。出来た飾りをクリスマスツリーに飾ってあげると、きっとお子さんも喜びますね。

今週の絵本

「サンタのおまじない」
冨山房

菊地清/作・絵

第28回:おもちのきもち

2歳児(きらきら) 1月期 第1回

学習タイム

・活動1:  …紙粘土をちぎって丸めておいしそうなお餅を作りましょう。最後は好きな形の鏡餅にして飾りましょう。
・数にチャレンジ…紙粘土のかたまりを一緒に「4こ」数えて受け取りましょう。※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

タイトル通りおもちがおもちの気持ちを話すストーリーです。ある日、鏡餅は他のおもちが食べられていく様子を見て、嫌になって逃げ出してしまいます。ところが逃げた先でおなかが空き、人間たちが美味しそうにおもちを食べていたのを思い出して自分を食べてみる事にします。「フンゴフンゴうまい」「ゴックン。うーん しあわせ」「グルリン カポッ。おっ、これまたうまい」などなど、自分を自分で美味しそうに食べる様子が何とも言えずコミカルで、あっという間にお話に引き込まれてしまいます。おもちの表情・ダイナミックな展開・擬音語をフルに使った楽しいことばの表現…どれも魅力的で何度でも繰り返し読みたくなる1冊です。

今週の絵本

「おもちのきもち」
講談社

かがくいひろし/作・絵

第29回:ありがとうのえほん

2歳児(きらきら) 1月期 第2回

学習タイム

・活動1:  …感謝の気持ちを込めて「ありがとう」のことばを言ってみましょう。
・活動2:  …メダルの〇枠の中にシールを貼って素敵なメダルにしましょう。
・数にチャレンジ …お皿の中のはじきはいくつありますか?「4こ」を数えてシールと交換しましょう。 ※<活動2>の中で実施します。

おうちの方へ

「コケコッコー!おはよう おんどり ありがとう きょうも ぱっちり めが さめた」こんなことばから始まるこの絵本。題名の通りページをめくるたびに、たくさんの「ありがとう」のことばが続きます。それは人に対しての「ありがとう」だけではありません。朝起きてから眠るまで、自分が生きていることに感謝し、周りの全てのものに感謝するという思いから「ありがとう」の対象が、すべての身近なものになっているのです。この感謝の気持ちって、当たり前ですが人として大切ですよね。日頃当たり前と思っていることにも、感謝の心を持って接することが、小さい頃から身についていたとしたら、素敵ですね。ぜひ子どもたちにそして改めて大人にも出会って欲しい一冊です。

今週の絵本

「ありがとうのえほん」
偕成社

フランスワー・セニョーボ/作絵
なかがわちひろ/訳

第30回:7ひきのこやぎ

2歳児(きらきら) 1月期 第3回

学習タイム

・活動1:P1…お話の中で子やぎが隠れた場所はどこですか。お話を思い出し子やぎを隠してごっこ遊びを楽しみましょう。
・活動2:P2…おおかみに気付かれないように、子やぎをお母さんのところまで帰してあげましょう。
・数にチャレンジ …お皿の中のおはじきはいくつありますか?「4こ」を数えましょう。

おうちの方へ

今週の絵本は、ご存じグリム童話の「7ひきのこやぎ」、ヨーロッパ全地域に語り継がれている動物昔話です。本によっては内容も少しずつ変わるようで、グリム童話ではおおかみは声を変えるためにチョークを食べるという話になっていますが、熱い鉄を食べるという地方もあるようです。また、おおかみのかわりに魔女やライオンがでてくる話もあり、その国の習慣や文化の違いで様々な形で表現されるようです。「コトバの森」では、この年代の子どもが見やすく、本に興味関心を持てるように今回は、いもとようこさんの描くこの絵本を選択してみました。

今週の絵本

「7ひきのこやぎ」
岩崎書店

いもとようこ/文・絵