東京・神奈川を中心に、保育に教育を取り入れた新しい形の保育園。子どもたちが家庭にいるのと同じように落ち着ける場所を提供しながら保護者の方と一緒に子育てをする保育園 保育に教育を。―パレット保育園
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のびのびクラス(3~4歳)

第4回:ガンピーさんのふなあそび

3歳児(のびのび) 5月期 第4回

学習タイム

・活動1:  …舟がひっくりかえった場面を見て、どうしてひっくり返ってしまったのかその時どんな気持ちがしたかをみんなでお話しましょう。
・活動2:P1…カードをはさみで切り離し、位置のことばを理解してガンピーさんの舟の正しい場所に乗せてあげましょう。
・数チャレ: …比べっこ!どちらが多い(いっぱい)?(5対4)

この絵本は、「おおきなかぶ」や「てぶくろ」のお話のように、仲間が次々と加わるところが魅力のお話で、40年近くに渡って親しまれてきました。動物たちが喧嘩を始めて舟がひっくり返ってしまう場面が印象に残りますが、舟遊びの経験のない子どもたちにとっては、「舟がひっくり返る」ということは感じにくいかもしれません。今回は、「舟が沈むのではないか…ひっくり返るのではないか…」という、ドキドキ感が感じられるようにお話を読み進めました。それと同時に、登場人物が水に手を入れ水面を眺めたりする、ほのぼのとした雰囲気も印象的な1冊となっています。

今週の絵本

「ガンピーさんのふなあそび」
ほるぷ出版

ジョン・バーニンガム/作
みつよしなつや/訳

第5回:ふってきました

3歳児(のびのび) 5月期 第5回

学習タイム

・活動1:P1…「何が降ってくる?」雲から覗く絵の一部を見て全体を想像し、赤いクレヨンを使って正しいものを〇で囲みましょう。
・活動2:  …みんなで「♪落ちた落ちた」の手遊びをして楽しみましょう。
・数チャレ: …比べっこ!どっちが多い(いっぱい)?(5:4)

おうちの方へ

このお話は、空から次々にいろいろな動物が降ってくるという単純なお話ですが、保育園では人気のある1冊です。音をことばで表現することはなかなか難しく、音の感じ方は人それぞれ違います。このお話の中では、ワニは「どずずん!」、ゾウは、「どかし~ん!」という擬音を使って、空から降ってくる音を表現しています。その擬音に強弱をつけたり、ダイナミックに表現することで、子どもたちは聞いているだけで楽しくなります。例えばイヌの鳴き声は一般に「わんわん」と表現しますが、実際に耳を澄まして聞いてみるとどんな風に聞こえるでしょうか?ぜひ、町の中で聞こえてくる音を「どんな風に聞こえた?」と、お子さんとことばで表現し合ってみてください。

今週の絵本

「ふってきました」
講談社

もとしたいづみ/文
石井聖岳/絵

第6回:そらいろのたね

3歳児(のびのび) 5月期 第6回

学習タイム

・活動1:P1…どんなお家に住みたいですか?素敵なお家を作りましょう。
・活動2:  …手遊び「小さな庭」のリズムに合わせて大きなお家を作って楽しみましょう。
・数チャレ: …比べっこ!多い(いっぱい)方を取ってカードと交換しましょう。(5:4)※<活動1>の中で実施します。

おうちの方へ

「ぐりとぐら」でもおなじみの、中川李枝子さんと大村百合子さんの作品です。だれもが1度は手にする大人気の絵本作家コンビです。この物語は、「独り占めしないで、みんなと仲良く遊ぼうね」ということを、語りかけてくれるお話です。そして家が生えてくるという発想が、子どもにとってはたまらなく面白いようですが、実は絵をよく見ていると、こっそりとぐりとぐらが登場しています。子どもたちは気づけたでしょうか?絵本に多く触れている子は、発見が早いようです。絵本は何度も読むことで反復され、ことばの意味と使う場面を学習していきます。家庭においても多くの絵本に触れることにより、絵本を子どもの成長におおいに役立てていきましょう。

今週の絵本

「そらいろのたね」
福音館書店

なかがわりえこ/文
おおむらゆりこ/絵